鍼々済・学園鍼灸治療院・漢方薬延年堂の適応症状と各コースの詳細・料金です。

寝違えについて：

寝違えのような急性期の痛みが強い場合には、鍼の効果バツグンです。
寝違えにはいくつか原因があります。

①睡眠時の姿勢が問題で、首の関節や筋肉にかかっていた負担が原因の場合
②慢性的な肩こりやリウマチが原因の場合
③横向きで寝る場合に枕と肩の高さが合わない

など、それらの要因によって起床時に頸部および肩甲帯部に疼痛を覚え、
頸椎運動が制限された状態をいい、一種の結合織炎と考えられています。
通常は数日以内に解消しますが、症状が取れない場合や、耐え難い場合、
何回も繰り返される場合、まためまいや手足の痺れ、
麻痺など他の症状が伴う場合も受診を強くおすすめします。

ギックリ腰について：

急性腰痛症の俗称が「ギックリ腰」です。
急性の筋・筋膜性腰痛（筋性腰痛症）のほか、腰椎椎間板ヘルニア（ようついついかんばん-）、腰椎椎間関節捻挫（ファセットペイン）や 仙腸関節性腰痛（せんちょうかんせつせいようつう）などの病態が多いですが、 稀にスプラング・バック（棘間・棘上靭帯損傷）でも同様の痛みを発します。
発生要因等も様々ですが、主に年齢（ヘルニアは若年性だが筋関係は加齢によって好発）や 運動不足（急な運動）などが考えられます。
なお、腫瘍が原因で起きている場合は、夜間痛・安静時痛が多く起こるので、
ぎっくり腰のように損傷事由を特定できる場合は少ないです。
また最近では、原因を特定できない腰痛を「非特異的腰痛」と呼ぶことがあり、
ストレスの影響があるといわれています。
ギックリ腰の疼痛は内臓からくるは少なく、一番多いのは筋性腰痛症です。

ギックリ腰の治療方法：

筋性腰痛が針治療は一番効き目があります。
筋肉の張り、こり、バランスの整えに対して何により素早く改善できる治療です。
当院では東洋医学による基本治療法で、まず痛みが腕からくるものか、
または足からくるものか、背部正中線と腰自身または腹筋からくるものか、どちらからくるのかと判断します。痛めるきっかけを調べて疼痛点を確認し古代治療家の経絡学説に従って治療します。
普段は2～5回の治療をお勧めます。

五十肩【肩関節周囲炎】について：

肩関節周囲炎の特徴は安静にしていても痛みが強く、夜間でも痛みが激しいです。
その痛みは腕に放散します。そして動かすと必ず痛みます、
日常生活では髪をとか したり（結髪位）、シャツの着脱、
帯を結んだりした時（結帯位）や、肩を上にあげようとする時に痛みがでたり、
強くなったりします。そのため、肩関節の動 きはかなり制限されます。
または肩部過労で神経損傷される場合、表す症状は五十肩に似っていますが、早めにご相談を勧めます。

五十肩【肩関節周囲炎】の治療方法：

当院の治療は東洋医学の経絡学説を準じながら、鍼をします。
五十肩は発病年齢が40歳以上で、老化しつつ、病気の抵抗力が弱くなっています。
使いすぎ、悪い姿勢などの慢性誘因で発病になります。
鍼で経絡を刺激する事によって血行促進整体機能の調整、免疫機能の向上、
鎮静作用などの働きがあり効果的です。
または筋肉のバランスの整えるにより炎症のおさまる、筋肉拘縮の改善には
大変効果があります。
週に2回、1ヶ月から3ヶ月の治療を薦めます。
肩関節周囲炎になる前に　肩に気になることがあったら　早めに治療を薦めます。

顔面神経麻痺について：

ある日突然、顔の筋肉を動かす神経である顔面神経に障害が起き、
顔に表情を作ることができなくなります。
飲み物が口からこぼれたり、洗顔の時に目がしみたりして気が付きます。

顔面神経麻痺の治療方法：

顔面神経麻痺の鍼灸治療では、直接筋肉を刺激する物理療法です。
末梢血流循環の改善、末梢神経の興奮、顔面神経の栄養、神経の修復、
顔面神経腫れの回復、面部筋肉筋力の回復には効果的です。
治療のタイミングは発症してから早いうち治療すればいいです。
発症して10日間以内週に2回、発症2週間後に10日間の毎日連続の治療をお勧めます。

顔面神経麻痺の留意点：

長時間冷たい風に当たるのを避けてください。

むち打ち症について：

むち打ち症は頸椎捻挫、外傷性頸部症候群（がいしょうせいけいぶしょうこうぐん）とも言います。
いわゆる「ムチウチ損傷」では、事故にあったその日はほと んど症状が出ず、
翌日あたりから様々な症状が出現することが数多く報告されています。
靭帯（じんたい）や関節包、筋肉などの障害のため、
外見上あるいはX線 診断における変化は見られないことが多いです。
また首筋、背中、肩のこりや痛み、耳鳴り・頭痛・めまい・吐き気・食欲不振などの
不定愁訴などの様々な症状が患 者側から訴えがある事はありますが、
医学的には認められるものは少ないのが現状です。
レントゲンなどで異常が確認されない場合には、首部、腰部を牽引機器を用いての
物理療法が行われる事が多いですが、これにより症状が改善した例は皆無となっています。
首・肩のこりや不定愁訴に対しては、鍼灸が著効を示すことがあり、
健康保険によ る鍼灸治療が認められている6つの疾病のうちの一つです。

むち打ち症の治療方法：

むち打ち損傷の諸症状に対して直接働きかける鍼灸・マッサージ治療は、
筋肉、筋腱への刺激によって、痛みや筋肉の緊張をやわらげる作用があります。
痛みや自律神経症状の多くは筋肉の収縮・過緊張に原因がある場合も多く、
血流の改善は筋肉内の発痛物質・疲労物質を除去する意味でとても重要です。